チュイション（2018年生、母スモーダリング）

チュイション（2018年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「教育」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したスモーダリングが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月29日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月29日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のフクノルッカに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、約9か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

4歳（2022年）

10月8日、約12か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月22日、中5週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したパクスジャポニカに半馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2023年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月26日、中1週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

2023年5月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、金沢城賞勝クラス（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月11日、中7週で迎えた11戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた12戦目は、バックス・フィズ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月6日、中3週で迎えた14戦目は、錦秋特別（大井ダート1650m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1八九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したバクシンフォワードを差し切れず、4馬身差の2着となった。

6歳（2024年）

4月26日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。