アサクサブラボー（2003年生、母レディゴシップ）

アサクサブラボー（2003年2月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋賞賛、歓呼などのかけ声」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時11歳）と交配したレディゴシップが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地29戦2勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田原源一郎によって1,995万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月28日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたマキノタキシード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

11月19日、中9週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ダンスフォーウィンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月10日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ファインセンテンスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のロックリヴァーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月25日、中2週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月11日、中9週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

9月17日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

4歳（2007年）

3月20日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレキシントンバレーを上がり2位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月8日、中8週で迎えた17戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

5歳（2008年）

1月26日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた19戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

6月7日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に終わった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のウインズ新横浜開設記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月24日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6歳（2009年）

4月26日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月3日、連闘で迎えた26戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

7月25日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。