デルマアメミット（2019年生、母マリアロワイヤル）

デルマアメミット（2019年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+古代エジプトに伝わる幻獣の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したマリアロワイヤルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の足袋蔵のまち行田賞(一般C2三四)。

経歴

デビュー前

鈴木慎太郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

5月15日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月22日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

7月31日、中5週で迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた4戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

10月24日、中6週で迎えた6戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、カフェクロニクルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2023年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月10日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた9戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、伸びてきたマンハッタンロード決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月12日、中8週で迎えた10戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグラフィティウォーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月29日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、足袋蔵のまち行田賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のハニーズスマイルをアタマ差振り切って2勝目を手中に収めた。

6月19日、中2週で迎えた13戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、馬い!卵はサンサンエッグ津田沼店（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のゲンパチノーブルに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2024年）

8月30日、約13か月の休み明けで迎えた16戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、馬い!篤やハニーペッパー発売記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ウィズアットダンスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中5週で迎えた17戦目は、七里ヶ浜賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のビービードルチェに2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

10月30日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。