ニシノウイングス（1983年生、母ヤノヒビキ）

Nishino Wings

1983.03.29

ニシノウイングス（1983年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタンデイ（当時17歳）と交配したヤノヒビキが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地6戦2勝。主な勝ち鞍は1986年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

梅内慶蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

3月30日、デビュー戦は4歳未出走（阪神ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。鞍上は安藤賢一騎手。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月19日、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月3日、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月16日、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

8月30日、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンザンスワローを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてトップでゴールインした。

9月27日、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアラオスイセイをクビ差振り切って勝利を物にした。