カシノレガート（2001年生、母イクテリーナ）

カシノレガート（2001年5月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋音を切らずに滑らかに（伊　音楽用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したイクテリーナが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、中央平地29戦0勝2着2回、中央障害6戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって1,050万円で落札された。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月16日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黒岩悠騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた10戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月27日、連闘で迎えた11戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黒岩悠騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

2月21日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた18戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた20戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた21戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（10戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた22戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた23戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったセクシーココナッツにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた24戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったマヤノリバティにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた25戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた26戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（7戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

10月31日、中5週で迎えた27戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた29戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノミサイルに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月29日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた32戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた33戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（11戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月12日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。