ジュエリーチェリー（2004年生、母ダイアナチェリー）

ジュエリーチェリー（2004年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宝石＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したダイアナチェリーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C14(牝)。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月16日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3歳（2007年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた4戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

6月16日、中6週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

7月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

8月5日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた8戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた9戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

11月6日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月10日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、一般C29（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオグリスティンガーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2008年）

1月7日、連闘で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般C34（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた15戦目は、メリメリ大昇天（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C35（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のシャルマンBC杯（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーリッツに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、八重桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月21日、中2週で迎えた19戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルヨドトウに8馬身の差をつけて2勝目を収める

5月15日、中2週で迎えた20戦目は、屋形船特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた23戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、一般C13（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（12戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマジュンスイートを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って制した。

11月14日、中2週で迎えた26戦目は、養老特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤友則騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

5歳（2009年）

1月1日、中4週で迎えた28戦目は、第23弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤友則騎手（15戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。