ヤマニンプードレ（2010年生、母ヤマニンカルフール）

ヤマニンプードレ（2010年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋おしろいをつける（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時12歳）と交配したヤマニンカルフールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月22日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2013年）

2月2日、中5週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月26日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のウエスタンレベッカに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月11日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/不良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で和田翼騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンシェリルを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したフロアクラフトにクビ差届かず2着となった。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に敗れた。

4歳（2014年）

4月20日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のディープウェーブに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月14日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で和田翼騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のビップレボルシオンを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

8月3日、中2週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着を確保した。

8月31日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月11日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5歳（2015年）

2月21日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月7日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（10戦3勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月29日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（11戦3勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず最後はキングブレイクと並んで5着同着となった。

7月4日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

8月22日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月4日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（12戦3勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた29戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

6歳（2016年）

2月20日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた31戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。