リコリッチ（2011年生、母リュウダイヤモンド）

リコリッチ（2011年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「豊か（西）＋豊か」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時23歳）と交配したリュウダイヤモンドが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2九。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額630万円（3.15万×200口）で一口馬主が募集された。

日吉正和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月20日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

3歳（2014年）

5月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスピカ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、チャンピオンガイに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月4日、連闘で迎えた11戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャイニーパレスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月1日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のヤマニンカリヨンに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月10日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた16戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた17戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

12月13日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

12月27日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十九（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4歳（2015年）

1月2日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（8戦1勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。