ダイコージャガー（1986年生、母クインパーソロン）

ダイコージャガー（1986年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時9歳）と交配したクインパーソロンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回、地方15戦3勝。主な勝ち鞍は1989年の米山特別(400万下)。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月30日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた3戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

3歳（1989年）

4月15日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったヒロマイヒメに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリンドインディを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月17日、中3週で迎えた7戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のクレマチス賞（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた8戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあさがお賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の米山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスプリッツアをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月2日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三国特別（新潟芝1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5歳（1991年）

6月1日、約21か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

6月30日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた17戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6歳（1992年）

2月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、湯浅淳一騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月19日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で湯浅淳一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のサハリンミノブに6馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

4月25日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2八九（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯浅淳一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯浅淳一騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2六（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で湯浅淳一騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のファイアークレンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月10日、中2週で迎えた23戦目は、露草特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で湯浅淳一騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた24戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた25戦目は、月見草特別（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。鞍上は湯浅淳一騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシャーワンオオザに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯浅淳一騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1993年）

4月12日、約9か月の休養明けで迎えた27戦目は、山田延由騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田延由騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田延由騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田延由騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田延由騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山田延由騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。