スズカヘイロー（2002年生、母ピンクピンク）

スズカヘイロー（2002年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したピンクピンクが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小林仁。戦績は、中央平地17戦1勝、中央障害3戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小林仁から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、小林仁から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、永井啓弐によって1,165.5万円で落札された。

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月14日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカシノバズライトに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

9月19日、約9か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップバッカス賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月25日、中2週で迎えた7戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

4歳（2006年）

4月18日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイショウゴードンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

12月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

5歳（2007年）

1月20日、中3週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた15戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり最後はスズノグランプリと並んで12着同着となった。

11月17日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた17戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6歳（2008年）

1月23日、中5週で迎えた19戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアクセルホッパーに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月15日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月2日、中6週で迎えた21戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。