スターオブアディラ（2001年生、母デピュティアディラ）

スターオブアディラ（2001年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時13歳）と交配したデピュティアディラが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方14戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

9歳のとき、天羽禮治牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月20日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2004年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天与の闘争心で諦めることなく走り切り、3着に入った。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

2月29日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のハイネスラインをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

5月30日、中4週で迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。17着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月19日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

4歳（2005年）

2月12日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

4月23日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

7月7日、中6週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた15戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の織姫特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカレンダーガールに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

9月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアルプスブランドに3馬身の差をつけて3勝目を収める

10月12日、中4週で迎えた19戦目は、由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、金時山特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2006年）

9月27日、約10か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月2日、中2週で迎えた23戦目は、祝10周年!川崎フロンターレ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた24戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6歳（2007年）

6月11日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、芦ノ湖特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。