サントボヘミアン（1998年生、母サツキライダー）

サントボヘミアン（1998年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のダイタクヘリオス（当時11歳）と交配したサツキライダーが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浦新徳司。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2001年のクレマチス賞(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原口牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、近嶋勇によって210万円で落札された。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

3月24日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

5月13日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサスキアを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフローリッドコートをハナ差振り切って初白星を挙げた。

6月23日、中2週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はフォーユアラヴと並んで1着同着となった。

7月29日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4歳（2002年）

3月9日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

5歳（2003年）

1月19日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず18着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

3月30日、中7週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。