クールベット（2002年生、母キープイットアップ）

クールベット（2002年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冷静＋賭け」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したキープイットアップが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上島牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（2005年）

1月10日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月6日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月16日、中9週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったラストモアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

4月24日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた8戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクレイジーフォユーをハナ差制して待望の初勝利を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

7月10日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月2日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

11月6日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフローレスを半馬身振り切って2勝目をマークした。

12月3日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4歳（2006年）

8月20日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

12月16日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。