コスモアイリス（2005年生、母バイオレットクイル）

コスモアイリス（2005年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋植物名。花言葉は『愛』、『あなたを大切にします』」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアジハード（当時10歳）と交配したバイオレットクイルが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山忠則。戦績は、中央平地11戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、宝寄山忠則から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって598.5万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月22日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3月15日、中5週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラヴァーズテーラーを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

7月12日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月2日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月9日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

12月28日、中6週で迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4歳（2009年）

3月29日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。