コルヴィル（2021年生、母ティザチック）

コルヴィル（2021年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オマハ・ビーチの属するフランスのコミューン名。父名から連想」。毛色は栗毛。種牡馬のOmaha Beach（当時5歳）と交配したティザチックが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。主な勝ち鞍は2024年の乳岩川特別(一般C14)。

経歴

デビュー前

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

2月17日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月2日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月18日、中7週で迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月29日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリシャールウィンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月21日、中0週で迎えた7戦目は、乳岩川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエターナルブルーに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月6日、中1週で迎えた8戦目は、王滝渓谷特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川智史騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川智史騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のガーニュに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

4歳（2025年）

1月3日、中0週で迎えた10戦目は、尾張名古屋杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川智史騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシラカワノセキに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

1月27日、中2週で迎えた11戦目は、みずがめ座特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川智史騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルナラティヴをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

2月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、みぞれ鍋特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で細川智史騎手（7戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のディアモミノルに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。