エスプリゴンザレス（2020年生、母クレールドリュヌ）

Esprit Gonzalez

2020.03.25

エスプリゴンザレス（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時15歳）と交配したクレールドリュヌが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はオカモトファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ティーズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ティーズファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、依田泰雄によって440万円で落札された。

久保秀男厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2023年）

3月3日、デビュー戦は伊藤裕人騎手を鞍上に据えて、3歳戦のニューフェイス賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は489kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったヨツバミッチーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月16日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルダンガンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の翡翠特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールデンカガヤをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月22日、中2週で迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着を確保した。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、玉簾賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったビーチセイヴァーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、谷内貫太騎手を鞍上に迎えて、二鷹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた10戦目は、インディ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷内貫太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた11戦目は、胡蝶蘭賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、海棠賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のルトラセを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

5月9日、中4週で迎えた13戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、クラセアルタ賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月13日、中4週で迎えた14戦目は、スペリオーレ賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダズリングスカイに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。