アドマイヤサーフ（2007年生、母チェリッシュレディ）

アドマイヤサーフ（2007年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋波」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したチェリッシュレディが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ハシモトファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって262.5万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

9月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイエムファイヤーに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

3歳（2010年）

2月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて16着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

6月19日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月18日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月7日、中6週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したシセイハヤテにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のスナークチェリーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2011年）

2月5日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

6月18日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。