ミチャエル（2009年生、母サマータイムヴァル）

ミチャエル（2009年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ミハエルの愛称より」。毛色は鹿毛。種牡馬のOfficer（当時10歳）と交配したサマータイムヴァルが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年のフランク三浦カップ(一般B6)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリオンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月21日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 小雨/重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

6月2日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月15日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

4歳（2013年）

2月24日、中9週で迎えた6戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

4月5日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したスリーアメニティーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、シネラリア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロマンティックベイに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、フランク三浦カップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウィズインサンデイに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月20日、中1週で迎えた10戦目は、双子座特別（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた11戦目は、アイリス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、南瓜賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。