タールタン（2008年生、母Indian Town）
Tahltan
2008.03.12
タールタン（2008年3月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「ネイティブアメリカンの氏族名」。毛色は芦毛。種牡馬のTapit（当時7歳）と交配したIndian Townが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地35戦5勝2着6回、地方2戦1勝。2016年の根岸ステークス(G3)で2着に入った他、2016年の黒船賞(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2011年）
3月6日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。
3月20日、中1週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウインミネルヴァに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
4月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。
8月21日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。
9月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったネオリアライズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
9月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤシケーダをハナ差振り切って初勝利を挙げた。
4歳（2012年）
6月10日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。
6月27日、中1週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼニトッタに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。
9月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。
10月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。
10月28日、中1週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。
5歳（2013年）
4月13日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、5着に入り込んだ。
6月9日、中7週で迎えた13戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したケージーハヤブサにクビ差届かず2着に惜敗した。
6月23日、中1週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。
10月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のフロリダブルーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。
11月17日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。
6歳（2014年）
1月26日、中9週で迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。
2月18日、中2週で迎えた18戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタサンイナズマに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。
5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。
5月31日、中3週で迎えた20戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ウィリアムズ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のワイドバッハを半馬身振り切って5勝目を獲得した。
10月13日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、エルコンドルパサーメモリアル（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったワイドバッハにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
11月15日、中4週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。
12月14日、中3週で迎えた23戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
7歳（2015年）
2月7日、中7週で迎えた24戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。
5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。
5月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。
10月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
11月29日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、オータムリーフステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。
12月27日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2015ファイナルステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサクラエールをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。
8歳（2016年）
1月31日、中4週で迎えた30戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したモーニンに半馬身届かず2着となった。
3月15日、中5週で迎えた31戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。
10月10日、約7か月の休養明けで迎えた32戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。
11月20日、中5週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラストダンサーにアタマ差届かず2着に甘んじた。
12月11日、中2週で迎えた34戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。
9歳（2017年）
1月29日、中6週で迎えた35戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。
4月1日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。
5月27日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた37戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。