デンコウワン（2007年生、母ストームシェルター）

デンコウワン（2007年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋１」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスフライト（当時10歳）と交配したストームシェルターが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中脇一幸から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、松本好雄によって525万円で落札された。

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプリンセスメイクをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなずな賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

7月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（1戦1勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

8月29日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

12月4日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小月特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

4歳（2011年）

1月9日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月27日、中8週で迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊本城特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。