ヤマノエクセル（2008年生、母サイレンスジェニー）

ヤマノエクセル（2008年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋優れている」。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時8歳）と交配したサイレンスジェニーが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、地方29戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中神牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、澤村敏雄によって861万円で落札された。

加藤幸保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2010年）

12月17日、デビュー戦は東川公則騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は459kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた2戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったアンノウントゥデスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月29日、連闘で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミリオンビッドに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

1月6日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の愛Love笠松けいば第2戦（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の北川夏子さん誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモレーヴドールに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた11戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高野誠毅騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったベストファッションに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野誠毅騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高野誠毅騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた17戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた18戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

10月25日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた22戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた23戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた24戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた25戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた26戦目は、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

4歳（2012年）

1月4日、中1週で迎えた27戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた28戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた29戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。