フレンドリーマルス（2004年生、母キスメットマイン）

フレンドリーマルス（2004年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の戦いの神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時8歳）と交配したキスメットマインが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2 14。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月3日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

8月4日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、京極町名水の郷賞（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4歳（2008年）

1月3日、中7週で迎えた9戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチャレンジタイムに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はトウカイステータスと並んで2着同着となった。

5月6日、中0週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルバーゴブレットを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

5月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

11月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山下貴光騎手（10戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた22戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。