タマモカトルズ（2015年生、母ドリーミーアイ）

タマモカトルズ（2015年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋１４（仏）。母の１４番目の産駒なので」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したドリーミーアイが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2018年のマスターシリーズ(C2-9)。

経歴

デビュー前

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月15日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月9日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3歳（2018年）

1月6日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5月27日、中8週で迎えた5戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月7日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

9月17日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソウシソウアイに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョージバジーに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月4日、中2週で迎えた10戦目は、マスターシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のディーズフリッカーをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2019年）

1月6日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、鏡餅賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。