フィドルプレイヤー（2007年生、母マヤノクリオネ）

フィドルプレイヤー（2007年2月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バイオリン奏者。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時11歳）と交配したマヤノクリオネが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

9歳のとき、下河辺牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、築紫洋によって183.6万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月7日、デビュー戦は生野賢一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったアンフィルージュに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデイズオブメモリーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月26日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず13着に終わった。

4歳（2011年）

1月22日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた9戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月26日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、インテグラルヘッドに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた13戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月15日、中6週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた16戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（2012年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

8月5日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。