アグネスパンドラ（2004年生、母ノコナ）

アグネスパンドラ（2004年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋最初に神が創った女性（ギリシャ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したノコナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方12戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C16。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカクテルウィッシュに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2008年）

1月25日、中3週で迎えた4戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマノコスモスを強烈な末脚で3/4馬身差し切って順当に勝利した。

2月28日、中4週で迎えた5戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエーシンファルコンに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月3日、中2週で迎えた7戦目は、春風特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、スパークチェリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、一般C14b（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイスドリームに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月10日、中5週で迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、焼岳特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

7月24日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブルーカルミネイトに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックペッパーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、舟山特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（8戦6勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月15日、中6週で迎えた13戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（10戦6勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。