ヴァリアービレ（2021年生、母スペルバインド）

ヴァリアービレ（2021年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「変化する(伊)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時10歳）と交配したスペルバインドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C15。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月11日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー福島（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2024年）

2月11日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

5月11日、中8週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

7月3日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月3日、中3週で迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

9月27日、中7週で迎えた7戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば秋まつりまであと4日（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サクラセンターベアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、連闘で迎えた11戦目は、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた12戦目は、ほげちゃん誕生日おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた13戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ヒナノマーチスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月27日、中1週で迎えた14戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイアヴィックに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2025年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、ハボタン特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカントゥータにアタマ差届かず2着となった。

1月24日、中1週で迎えた16戦目は、潤&菜美ハッピーウェディング賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた17戦目は、にな、誕生日おめでとう2025（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（8戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったウインアリスに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

2月20日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、塚本征吾騎手生誕記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のオーケーソニックに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月7日、中1週で迎えた19戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、エリカ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、チューリップ特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた21戦目は、柿本量平騎手を鞍上に迎えて、三宅夫妻ご結婚おめでとう杯!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた22戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、フリージア賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。