ポリクシニーズ（2019年生、母ウエストローズ）

ポリクシニーズ（2019年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シェイクスピア『冬物語』に登場するボヘミア王の名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時6歳）と交配したウエストローズが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。主な勝ち鞍は2022年の一般C24。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月20日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3歳（2022年）

8月21日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月17日、中7週で迎えた3戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローズクレストに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた4戦目は、一文字菊特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジュンバレットに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2023年）

6月11日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの南相馬特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月28日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた11戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの2023ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山1戦（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5歳（2024年）

1月20日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの戸畑特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

5月5日、中9週で迎えた15戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月6日、中8週で迎えた16戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月12日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったモンゲーギフトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。