アグネスクルーガ（2007年生、母アグネスラブ）

アグネスクルーガ（2007年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋賢い、聡明（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したアグネスラブが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方10戦4勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上B1 B2。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月9日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったメイショウウズシオにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月5日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月27日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2010年）

5月2日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月12日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のプールルメリットに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のシルクマウンテンに3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2011年）

1月26日、中3週で迎えた13戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のムーンライトシティに1馬身1/4の差をつけて制した。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイシスドリームをクビ差振り切って制した。

3月2日、中2週で迎えた15戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。