ワールドクルーズ（2018年生、母ヴェラブランカ）

ワールドクルーズ（2018年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「世界旅行。世界で活躍する競走馬になることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のワールドエース（当時9歳）と交配したヴェラブランカが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の一般B2九。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月4日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

12月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

12月20日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3歳（2021年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月13日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月14日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のクローバー賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアオイフェリーチェに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2九（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、で一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライムワードに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2022年）

1月23日、中7週で迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

6月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八雲特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず最後はナリタエールと並んで11着同着となった。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

9月13日、中7週で迎えた18戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベリングキャットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた21戦目は、大磯港みなとオアシス賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

5歳（2023年）

1月30日、中6週で迎えた22戦目は、白妙菊賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

2月27日、中3週で迎えた23戦目は、雪割草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた24戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、舞浜賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

9月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、日胆JA農業応援特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた26戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ケイトウ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた27戦目は、オレガノ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた28戦目は、ブッドレア特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた29戦目は、駒丘賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

2023年11月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。