サカエビックワン（2000年生、母ビッグワンステップ）

サカエビックワン（2000年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時11歳）と交配したビッグワンステップが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋牧場。戦績は、地方21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のきんもくせい特別。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高橋牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、高橋牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

香取和孝厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2003年）

4月26日、デビュー戦は堀千亜樹騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1190m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったトットコビバリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、中0週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のキングエブロスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月4日、中0週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

9月4日、中0週で迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

9月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルモントオルフェに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のフレイムマンに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1四（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

12月30日、中9週で迎えた14戦目は、フロイデ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4歳（2004年）

7月6日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

9月14日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。