ボワルオー（1992年生、母ソフイガール）

ボワルオー（1992年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のトライバルセンプー（当時15歳）と交配したソフイガールが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は上居牧場。戦績は、中央平地7戦5勝。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳オープン。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月18日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトーワホマレに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、中5週で迎えた2戦目は、アラ系3歳400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のアサクサオペラに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのアラブ3歳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた4戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーワホマレを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をつかんだ。

10月30日、中4週で迎えた5戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオカノハヤブサに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマショウチドリを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする