グローバルクラウン（2000年生、母ホクトペンダント）

グローバルクラウン（2000年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界的な王冠（トップクラスの馬になって欲しい）」。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時14歳）と交配したホクトペンダントが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回、中央障害8戦1勝、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,300万円（23万×100口）で一口馬主が募集された。

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3歳（2003年）

5月18日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月30日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンダースキムからクビ差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったレイテストモデルにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

9月13日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月9日、中1週で迎えた13戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4歳（2004年）

3月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の加治川特別（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月3日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

8月7日、中4週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のダンシンリボルバーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2005年）

1月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた21戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた22戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた26戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。