イラプト（2012年生、母Mare Nostrum）

イラプト（2012年2月13日）は、アイルランドで生まれた競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のDubawi（当時10歳）と交配したMare Nostrumが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、海外15戦5勝。2016年のカナディアンインターナショナルステークス(加・G1)に勝利した他、2015年のパリ大賞(仏・G1)を制するなどの活躍をした。

経歴

3歳（2015年）

4月23日、P.ブドー騎手を鞍上に据えて、12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のEmperadorに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月7日、S.パスキエ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3年カップ（フランス・リヨン・パリリー芝2400m）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のBig Blueに3/4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月14日、3歳G3のリス賞（フランス・シャンティイ芝2400m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でS.パスキエ騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のSarrasinをクビ差制して重賞初挑戦初制覇を達成した。

7月14日、3歳G1のパリ大賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でS.パスキエ騎手（2戦2勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のAmpereに2馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。

9月13日、3歳G2のニエル賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は4戦連続でS.パスキエ騎手（3戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月4日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は5戦連続でS.パスキエ騎手（4戦3勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月29日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続でS.パスキエ騎手（5戦3勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を持続できず、6着に終わった。

4歳（2016年）

5月24日、G1のイスパーン賞（フランス・シャンティイ芝1800m）に出走。鞍上は7戦連続でS.パスキエ騎手（6戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月3日、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上は8戦連続でS.パスキエ騎手（7戦3勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったSilverwaveから1馬身1/4差の2着となった。

7月23日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は9戦連続でS.パスキエ騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月28日、G2のドーヴィル大賞（フランス・ドーヴィル芝2500m）に出走。鞍上は10戦連続でS.パスキエ騎手（9戦3勝）。4頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月16日、G1のカナディアンインターナショナルステークス（カナダ・ウッドバインオールウェザー2414m）に出走。鞍上は11戦連続でS.パスキエ騎手（10戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のDartmouthに1馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを獲得した。

11月27日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上はP.ブドー騎手（1戦1勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

5歳（2017年）

5月1日、G1のガネー賞（フランス・サン＝クルー芝2100m）に出走。鞍上はS.パスキエ騎手（11戦4勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月2日、G1のサンクルー大賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でS.パスキエ騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月26日、G1のソードダンサーステークス（アメリカ合衆国・サラトガ芝2414m）に出走。鞍上は3戦連続でS.パスキエ騎手（13戦4勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月15日、G1のカナディアンインターナショナルステークス（カナダ・ウッドバインオールウェザー2414m）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。