アイキャンテーラー（2016年生、母オータムブリーズ）

アイキャンテーラー（2016年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私はできる+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のフリオーソ（当時12歳）と交配したオータムブリーズが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトフアーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月8日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月2日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、プレイヤーズハイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ハイパワードトップに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のエンダウメントをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月26日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート2400m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャノンバローズに8馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月18日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5歳（2021年）

4月3日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（8戦2勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

6歳（2022年）

2月16日、約10か月の休み明けで迎えた15戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、セントポーリア2200（船橋ダート2200m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

3月25日、中4週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ドラマチック2200（船橋ダート2200m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサンチャップリンに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

4月13日、中2週で迎えた17戦目は、ハルジオン2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月27日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、芝桜特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモズノーブルギフトに1馬身の差をつけて4勝目を収める