スマイルオンミー（2019年生、母スペルオンミー）

スマイルオンミー（2019年1月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「微笑んで。世界に笑顔をもたらす走りを願い。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時12歳）と交配したスペルオンミーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(未勝利牝)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月20日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

11月20日、中8週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったパルガンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

3月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のファイアリースカイに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月17日、中5週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月11日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったブーケドフルールにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったモントブレッチアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月1日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のフミチャンを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

12月3日、中8週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5歳（2024年）

1月20日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、R.R.キングスコート騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの初茜賞（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったホウオウカブキに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2024年3月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。