メイショウハチロー（2022年生、母メイショウミハル）

メイショウハチロー（2022年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時19歳）と交配したメイショウミハルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

福永祐一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月17日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクァンタムウェーブに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のサンダーロードに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月14日、中4週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3歳（2025年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月15日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4月13日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったアローオブライトにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

8月9日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のゴメンネジローに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月16日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアンクエンチャブルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。