パルブライト（1992年生、母マチカネイナナキ）

パルブライト（1992年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のペイザバトラー（当時8歳）と交配したマチカネイナナキが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地21戦3勝、地方23戦5勝2着5回。1997年の新潟記念(ハンデG3)に勝利した他、1998年の函館記念(ハンデG3)を制するなど、重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

荒居貴美夫厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1994年）

7月28日、デビュー戦は郷間隆騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた2戦目は、藤江昭徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月30日、中6週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江昭徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムジーロードから5馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江昭徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイスシルバーから2馬身半差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤江昭徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったザマアリスから2馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のサフラン特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江昭徳騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイワントーホクから5馬身差の2着となった。

12月21日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦の東京3歳優駿（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江昭徳騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミヒメに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1995年）

1月25日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤江昭徳騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカリルーファスから5馬身差の2着となった。

3月8日、中5週で迎えた9戦目は、3歳戦のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で藤江昭徳騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤江昭徳騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6月8日、中5週で迎えた12戦目は、3歳戦の東京ダービー（大井ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は藤江昭徳騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月11日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江昭徳騎手（10戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月16日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江昭徳騎手（11戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の東京王冠賞（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江昭徳騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月30日、中2週で迎えた16戦目は、ステンドグラス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江昭徳騎手（13戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳戦のロジータ記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江昭徳騎手（14戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1996年）

1月17日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、ガーネット賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤江昭徳騎手（15戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた19戦目は、ダイヤモンドレディ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマフィンをクビ差制して勝利をモノにする

3月4日、中4週で迎えた20戦目は、花月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテツノセンゴクオーに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月10日、中4週で迎えた21戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマフィンをアタマ差制して優勝

5月16日、中4週で迎えた22戦目は、大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のカネショウゴールドをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

6月19日、中4週で迎えた23戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5歳（1997年）

1月6日、中2週で迎えた25戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

5月17日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた28戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエスジーフラットをクビ差振り切って6勝目を挙げた。

6月29日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクイーンソネットを半馬身振り切って初の重賞タイトルを掴み取った。

10月5日、中5週で迎えた32戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で木幡初広騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月9日、中4週で迎えた33戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6歳（1998年）

2月4日、中8週で迎えた35戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月14日、中0週で迎えた36戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月23日、約3か月半の休養明けで迎えた37戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた38戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 小雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（10戦2勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサクラエキスパートをクビ差振り切って2つ目の重賞タイトルを奪取した。

8月30日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（11戦3勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

9月20日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた41戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた42戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（12戦3勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた43戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（13戦3勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた44戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（14戦3勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。