コスモイルダーナ（2007年生、母シルクグラフィック）

コスモイルダーナ（2007年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ケルト神話の神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバゴ（当時6歳）と交配したシルクグラフィックが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堤牧場。戦績は、中央平地28戦1勝2着6回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、堤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって420万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月16日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3歳（2010年）

2月6日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のナスケンアイリスに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

10月31日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4歳（2011年）

1月10日、中6週で迎えた7戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ベリー騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でF.ベリー騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

3月19日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5月15日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたマイネルエルドラド決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月14日、中8週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月4日、中2週で迎えた14戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したトウカイチャームに半馬身届かず2着となった。

10月16日、中2週で迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5歳（2012年）

2月12日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月9日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったフレンチミシルにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったキンショーユウジャに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中3週で迎えた21戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたヘアーオブザドッグ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6歳（2013年）

3月17日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月4日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したルチャドルアスールを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

7歳（2014年）

1月19日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた29戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月16日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。