ナシヨナルエイカン（1993年生、母プロポーション）

ナシヨナルエイカン（1993年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時14歳）と交配したプロポーションが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

12月3日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したベターツールドを差し切れず、3馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスピードルーブルに半馬身届かず2着となった。

3歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るホッカイルフランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は伊藤直人騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた9戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

4歳（1997年）

1月15日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3月16日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月21日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（8戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

8月30日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤直人騎手（9戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた15戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

5歳（1998年）

2月15日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた18戦目は、菊地光幸騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた19戦目は、一般B（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地光幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月22日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

6歳（1999年）

4月18日、約10か月の休み明けで迎えた21戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。