オンワードコーネル（1990年生、母オンワードナンシー）

オンワードコーネル（1990年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時11歳）と交配したオンワードナンシーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の荒川峡特別(500万下)。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

10月11日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた4戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3歳（1993年）

1月31日、中6週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は杉浦宏昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月11日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したハヤカツスターを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（9戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンエイコーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したホームスチールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4歳（1994年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月5日、中6週で迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’94オープニングカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったミョウジンライコーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月26日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の房総特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（12戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた19戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサンデーシルキーを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

5月14日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（13戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（14戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月18日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（15戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（16戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（17戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月30日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の本栖湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（18戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。