パープルアベニュー（1989年生、母カイムラサキ）

パープルアベニュー（1989年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時6歳）と交配したカイムラサキが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月29日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメジロウンゼンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のヘイアンクイーンに9馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

6月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳500万下のアベリア賞（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

11月29日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビンゴハナコに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。