エイシンヨッシー（2016年生、母エーシンラクーリエ）

エイシンヨッシー（2016年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+物事がうまくいった時の歓声」。毛色は栗毛。種牡馬のストーミングホーム（当時18歳）と交配したエーシンラクーリエが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

5月5日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月23日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレシプロケイトを豪脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

7月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したペガサスに3/4馬身届かず2着となった。

12月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレオンコロナを半馬身振り切って久しぶりの一戦を物にした。

12月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの與杼特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦2勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月21日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスのチバテレ杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5歳（2021年）

2月6日、中7週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモビスティーに7馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、神姫バス杯（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

6歳（2022年）

2月1日、約7か月半の休養明けで迎えた18戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、上郡赤松円心特別（姫路ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタガノカリュウドにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月23日、中2週で迎えた19戦目は、卓球大会ひめたんカップ（姫路ダート1500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月23日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のホウオウサマンサに1馬身半の差をつけて久々の一戦をモノにした。

8月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグットクルサマーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月3日、中3週で迎えた22戦目は、仁淀川特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。