カプリッチレット（2009年生、母ニシノエルハーブ）

カプリッチレット（2009年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母母名より＋父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したニシノエルハーブが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡正次。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の半夏生特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月25日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

3歳（2012年）

2月5日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月5日、中5週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

6月30日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったメモリーシャルマンにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

8月26日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、スノーレガーロにハナ差交わされて2着に惜敗した。

9月23日、中3週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

11月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、池月・磨墨賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

4歳（2013年）

3月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のデネボラ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したプリンストロイアにハナ差届かず2着となった。

6月3日、中2週で迎えた14戦目は、ほうき星特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた15戦目は、半夏生特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のナリショーケントに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月30日、中4週で迎えた16戦目は、カーネリアン特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、幻冬舎GINGER賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた18戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、やまさき拓味×TCKジョッキーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5歳（2014年）

5月14日、約8か月の休み明けで迎えた19戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエフティードリームをクビ差振り切って久しぶりの一戦を制した。

6月25日、中5週で迎えた20戦目は、りゅう座特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

6歳（2015年）

4月20日、約10か月の休養明けで迎えた21戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。