メトロポリタン（2007年生、母カーニバルソング）

メトロポリタン（2007年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ニューヨークにある美術館名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時12歳）と交配したカーニバルソングが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地7戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月28日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のワクワクに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3歳（2010年）

1月24日、中4週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

5月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

11月1日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

4歳（2011年）

3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。