ディオメデス（2007年生、母ディラローシェ）

ディオメデス（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する英雄」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したディラローシェが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地9戦2勝2着2回、地方36戦0勝2着1回。2010年の白百合ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月7日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2010年）

1月23日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたカクテルローズ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

2月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルタダカツを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のシャイニーブレーヴに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイルドラズベリーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田伸二騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4歳（2011年）

6月18日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、勝ったオリオンザドンペリに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月21日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、有明海特別（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、晩秋賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、クリスマスキャロル賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、九州オールカマー（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月1日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた18戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、エトワールカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上A1 A3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の九州大賞典（佐賀ダート2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は小松丈二騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、もみの木賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた28戦目は、福寿草賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（9戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた29戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、銀嶺賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた30戦目は、つばき賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた31戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、セントポーリア賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の松浦川賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた33戦目は、地方重賞の六角川賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた34戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた36戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた38戦目は、地方重賞の遠賀川賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大澤誠志郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた39戦目は、大分川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大澤誠志郎騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞の大村湾賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大澤誠志郎騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた41戦目は、大淀川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大澤誠志郎騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた42戦目は、地方重賞の池田湖賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大澤誠志郎騎手（10戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた43戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の志布志湾賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた44戦目は、地方重賞の五ケ瀬川賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小山紗知伽騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた45戦目は、3歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中純騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。