キタノヴァリュー（2021年生、母ミーシャレヴュー）

Kitano Value

2021.02.10

キタノヴァリュー（2021年2月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時14歳）と交配したミーシャレヴューが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は飛野牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、飛野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって385万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月11日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は408kg。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3歳（2024年）

3月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

7月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、お疲れ様桜井パイセン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた5戦目は、北海道きたやさい賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエースオブハーツを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた9戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマテンロウディアナを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。