ダンツアイリッシュ（2001年生、母イチリュウグラマー）

ダンツアイリッシュ（2001年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アイリッシュウイスキー」。毛色は栃栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時16歳）と交配したイチリュウグラマーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ホウセイ牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって3,307.5万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月3日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナナヨーヒマワリに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月7日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

3歳（2004年）

3月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/重）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

4月3日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

9月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から48kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上500万下の夕張特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4歳（2005年）

1月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

6月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた11戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、エーデルワイス特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーヨーキングに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。