カゼノタカトシ（2022年生、母スマートグレイス）

Kazeno Takatoshi

2022.03.28

カゼノタカトシ（2022年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のレイデオロ（当時8歳）と交配したスマートグレイスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は飛野牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

8月25日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったゴーソーファーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月9日、中7週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったアメージングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2025年）

1月11日、中5週で迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプロフェータをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月23日、中9週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったファリーザにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

8月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミダースに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月29日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。