ナムラクロヒメ（2001年生、母トーヨーシービー）

ナムラクロヒメ（2001年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋黒い姫」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時16歳）と交配したトーヨーシービーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方10戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリエント牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、奈村信重によって913.5万円で落札された。

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月24日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は382kg。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた4戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川浩文騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた6戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

4歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた8戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダズリングジュエルを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

1月23日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニシキエイコウを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。