ラブミースルー（1995年生、母ラブミィテンダー）

ラブミースルー（1995年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したラブミィテンダーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地43戦4勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の初春賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

4月26日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月20日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイタクレイメイに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月29日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4歳（1999年）

5月22日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた9戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、メグレス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のケイアイバリアを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

12月11日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

5歳（2000年）

1月8日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったローランネプチュンにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

2月5日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（10戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のウエスタンレジーナに1馬身3/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月2日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（11戦2勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

4月22日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月19日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（12戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（13戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（14戦2勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したカフェブランを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた27戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の内房特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた30戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（15戦2勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（16戦2勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

6歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（17戦2勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月20日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初春賞（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（18戦2勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミスタートウキョウに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

2月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（19戦3勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたムーンクラフト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月18日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（20戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

8月25日、約5か月半の休養明けで迎えた37戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（21戦3勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた39戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

12月2日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（22戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた42戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（23戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したグレースシルエットを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた43戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（24戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（25戦3勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。